医療・育成
2017年12月19日

現役のお医者さんによる”医者への道のり”

現役の医師が教える!風邪の症状と対策

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ほんとは知らない!風邪ってなにもの!?
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風邪を早く治すには?
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放っておくと危ない風邪とは!?
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風邪を予防しよう!
こんにちは!放射線科医のshinです!
最近めっきり寒くなってきて、冬到来って感じですが、みなさんは体調崩したりしていないですか?
今日はこの季節だから気をつけたい、「風邪」のあれこれについてお書きしたいと思います。

ほんとは知らない!風邪ってなにもの!?

実は、「風邪」はひとつの病気ではなくて、いろんな病気の総称なのです!
いわゆる「風邪」をひきおこすのは何種類ものウイルスが知られています。
ライノウイルス、RSウイルス、コロナウイルス、アデノウイルスなど・・・
それぞれの症状は多少異なるのですが、人が感染すると大体同じような「咳」「のどの痛み」「鼻水」といったような症状を起こします。
なので、これらのウイルスに感染することをひとくくりに「風邪」と言っているのです!

そんな雑な!
と思うかもしれませんが、実は原因となるウイルスはわからないことが多いんです。
それに、わかったところで各ウイルスに対する特効薬みたいなものはない場合が多い(!)ので、その原因究明をすることには、あまり意味がないのです。

風邪を早く治すには?

え、じゃあ風邪薬ってなんなの?
と思うかもしれません。
実は、いわゆる風邪薬っていうのは、ウイルスを倒すための薬ではないんです。
風邪薬は、つらい咳やのどの痛みなどの症状を抑える、対症療法のための薬なのです。
もちろん対症療法は大事なことですが、結局、身体の中にいるウイルスを倒すのは、自分の免疫力なんですね。

なので、風邪を早く治すには、自分の免疫力を最大限に発揮するために、十分な栄養をとることが大事です。
ウイルスに感染した状態というのは、身体のエネルギーをかなり奪われる状態なので、しっかりと栄養補給をするようにしましょう。

放っておくと危ない風邪とは!?

風邪と同じような症状なのに、放っておくと危険な「風邪みたいな病気」もあるので、注意が必要です。

①「咳」
②「のどの痛み」
③「鼻水」

基本的にこの3つのうち、2つ以上の症状があればそれはウイルス感染による「風邪」の可能性が高いです。
しかし、この3つのうち、1つしか症状がないとしたら、それは「風邪」ではないかもしれません!
①「咳」だけだとしたら、それは肺炎かもしれない。
②「のどの痛み」だけだとしたら、それは細菌による咽頭炎かもしれない
③「鼻水」だけだとしたら、アレルギーかもしれない

他にも数を挙げたらキリがありません。
中には放っておいてはいけない病気が潜んでいる可能性があるので、注意が必要です。

風邪を予防しよう!

風邪を予防するにはなんといっても手洗い、うがいですね!
手洗いをすると、手についたウイルスの量を劇的に減らすことができます。
手洗い、うがいは当たり前のことかもしれませんが、シンプルかつ最も効果的な予防法です!
ウイルスの体内への侵入を防いで、風邪を予防しましょう!

乾燥を防ぐことも大事ですね。
のどの粘膜にはたくさんのリンパ球がいて、抗体の作用によって水際でウイルスの侵入を防いでいるんです。
粘膜が乾燥していると、ウイルスに対する免疫力が低下してしまい、敵の侵入を許してしまいます!
加湿器やマスクを使って乾燥を防ぎましょう!

最後に

以上、知っているようで意外と知らない風邪についてまとめてみました。
ぜひ参考にしていただいて、風邪をひかないように、この冬も元気に過ごしましょう!!

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