医療・育成
2017年07月14日

現役のお医者さんによる”医者への道のり”

現役の医師が教える!「医者の仕事って大変なの?」

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世間の医者のイメージって?
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医者は科によって仕事内容が全然ちがう!?
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そんな医者の仕事について、現役医師が解明しちゃいます!
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”医者になること”より”どんな医者になりたいか”が大事。
こんにちは、放射線科医のshinです!

「お医者さんって大変そう!」
「夜中も緊急で呼び出されるんでしょ?」
「いやいや、そうは言っても給料もいいしウハウハなんでしょ?(笑)」

医者の仕事について、それぞれいろんなイメージがあるかと思います!
今日はそんな(謎に包まれた?)医者の仕事について、実際のところを僕の失敗談をまじえてお話ししたいなと思います!

医者の仕事は科によって仕事内容が全然違う!

実は医者って科によって仕事内容が全然違うんです。
「私、失敗しないので」的な医療ドラマでもおなじみの”外科”。
心臓外科か、それとも消化器外科か、どこを専門にするかによっても違いますが、全般的に外科はけっこう忙しいかと思います。(あくまで個人のイメージですが…)
手術日は朝から晩まで手術。その合間に入院患者さんの様子を見る。手術のない日は外来と入院患者さんの管理。緊急事態がおこれば、24時間365日いつでも緊急手術です。

じゃあ内科なら手術もないしラクなの?
そんなことはありません。
内科も毎日外来と入院患者さんの管理に追われています。
手術こそないものの、消化管内視鏡(いわゆる胃カメラ)だったり、血管内治療(血管に柔らかいワイヤーをいれて行う治療)だったり、大変な仕事もあります。もちろん緊急事態にはいつでもどこでも呼び出しです。

科によってそれぞれ特徴があって、それぞれ仕事が全然違ってくるんですね。

でも実はみんなけっこう楽しんでる!

「やっぱり医者って大変じゃないか!」
「医者の仕事ってイメージ通り激務なんだ…」
と思った方もいるかもしれません。

確かに病院の朝は早いですし、夜も帰るのが深夜になることもよくあります。
でもね、実はみんなけっこう楽しんでやってるんです!

そもそもどの科の医者になるかっていうのは、大学を卒業して、初期研修の2年間を終えたあとに自分で選ぶんですが、その時点でこの科はこういう仕事をするんだっていうのを大体理解したうえで選ぶわけなので、自ら望んで激務に身を投じているわけですね(笑)
ただただ忙しいだけじゃなく、治療した患者さんがよくなれば嬉しいし、自分の医者としての成長が楽しかったりもします。

僕は放射線科医ですが、放射線科っていうのは、レントゲンとかCT、MRIの画像を見て所見を書く仕事をします。
基本的に毎日毎日、1日中パソコンの前で画像を見続ける仕事ですが、僕の場合はそれが好きでやっているんですね。
決して罰ゲームでやっているのではありません(笑)

”どんな医者になりたいか?” が大事

僕は小さいころから ”医者になること” が将来の夢でした。
でも晴れて医者になった後、 ”医者になること” が目的だった僕は目標がなくなり、やる気を失ったことがありました。
初期研修医として働きながらも仕事が楽しくなくなり、僕は一旦医者の世界を離れることを決意したんです。
結局2年間フリーターとしてぶらぶらと過ごしたあと、決意して放射線科医としてまた医者の世界に戻ってきたのですが、その2年間で気づいたのは、過去の僕には ”どんな医者になりたいか?” という目標がなかったということです。

ひとくくりに医者といっても、科によって仕事の内容は全然違うし、向き合わなきゃいけない問題も全然違うんですね!
だから実は ”医者になること” より、”どんな医者になりたいか” という思いの方が大事で、その自分の理想に向かって努力することが大切なんだと僕は思います。
もし将来「医者になりたい!」と思ってこれを読んでいる方がいたら、”どんな医者になりたいか” というところまで思いを馳せてみるといいかもしれません。


以上、こんなかんじで医者の仕事はいろいろです。
たとえ忙しくても、やりがいがあって自分も成長できて、とっても夢のある素敵なお仕事ですよ?

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