医療・育成
2017年11月21日

現役のお医者さんによる”医者への道のり”

現役の医師が教える!薬の副作用と効果について

✔︎
全ての薬に副作用はある
✔︎
副作用と効果のバランス
✔︎
薬と毒は使い方次第
✔︎
副作用の種類
✔︎
用法用量を守って正しく使いましょう!
こんにちは!放射線科医のshinです。
「副作用が怖いから薬は飲まない!」
「薬なんてケミカルなものが、体にいい訳がない!」
こんな風に考えて、医者に処方された薬を飲まなかった経験、ありませんか?

今回は薬の副作用と効果について、ご説明しましょう!
これを読めば、より安心して薬を使うことができるようになると思います。

全ての薬に副作用はある

まず、みなさんに知っておいていただきたいのは、大なり小なり「全ての薬には副作用がある」ということです。
「えーっ、そんなー!」と思うかもしれませんが、これは事実です。
逆に言えば、副作用のない薬は、それだけ体に影響力のない薬だということです。

安全なイメージのある漢方薬だって、それなりに副作用はあります。

副作用と効果のバランス

ここで最も大事なのは、「副作用と効果のバランス」です。
つまり、薬の効果がその副作用を上回ったときだけ、薬を使うことが許されるのです。
病気の患者さんに対して、その薬が効果を発揮するとき、副作用というリスクを負ってでも薬を使った方がいい。
この考え方が基本になります!
われわれ医者は患者さんに、薬の効果の方が副作用より大きいことを説明します。
もちろん人にはそれぞれ考え方がありますから、最終的に使うかどうか選ぶのは、患者さん本人です。

薬と毒は使い方次第

逆に言えば、健康な人に副作用の大きい薬を使っても、ただ毒になるだけです!

たとえば、抗ガン剤の一部にもともと「マスタードガス」という毒ガスから開発されたものがあります。
第一次・二次世界大戦で実際に使われていた毒ガスで非常に致死性が高い危険な物質です。
しかし後に、ガン細胞を効果的に殺傷することがわかりました。
当然、用量は減らして使うのですが、現在でも非常に効果の高い抗ガン剤として広く世界中で使われています。
つまり、ガン細胞を倒すという効果が、副作用を上回るのです。
実際に複数の種類のガンで、この薬を使った方が生存率が伸びることが証明されています。

副作用の種類

副作用には大きく分けて2つの種類があります。

1.薬の働きによる副作用
これは薬が本来もっている力によって起きてしまう体の反応のことです。
例えばアレルギーの薬を飲んだら眠くなる、とか、痛み止めを飲んだら胃が荒れやすいなどです。
体のなかで良い効果を起こすと同時に、望まない反応もでることがあるということですね。

2.アレルギー
これは薬の作用とは関係なく、自分の免疫力によって薬を拒絶してしまう反応です。
卵や小麦、エビやカニなど食べ物のアレルギーと同じようなものですね。
もしアレルギーがでたら、その薬は使わないようにすることが予防になります。


最後に

いかがでしたか?
薬の副作用と効果について学びになったでしょうか?
結局大事なのはこれ↓です。
「用法用量を守って正しく使いましょう」
耳にタコができるほどよく聞くフレーズですが、これにつきます!
薬は正しく使いさえすれば効果を発揮します。
少しでもこの記事がみなさんのお役に立てたのなら幸いです!

関連記事