芸能
2017年10月22日

放送作家的「芸能ベタ褒めコラム」

ウーマンラッシュアワー村本からわかるSNSと報道の在り方

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放送作家的「芸能ベタ褒めコラム」
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とんねるずの石橋貴明さんが扮するキャラクター“保毛尾田保毛男”についての騒動。
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この騒動について、お笑い芸人ウーマンラッシュアワーの村本大輔さんがツイッターで言及!
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どちらの”正義”が正しいのか自身で判断すべき!?
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芦沢忠助教授が物申す・・・!
SNS・ネット時代となったことで、テレビやラジオでの発言で波紋を呼ぶことが多い時代になりましたが、最近、波紋を呼んでいるテレビの問題というと…

フジテレビさんの『とんねるずのみなさんのおかげでした30周年記念SP』での、とんねるずの石橋貴明さんが扮するキャラクター“保毛尾田保毛男”についての問題。

このキャラクターが、同性愛者に対する偏見を助長するものであるとして、視聴者やLGBTの関連団体から批判が殺到し、フジテレビ側は謝罪をすることになるのですが、この件では多くの著名人が持論を展開しています。

そこで、私も今回持論を展開させていただきたいと思います。

全ての人が「同じ意見」ということはあり得ない

まず、本題に入る前に理解して欲しいことは、日本人、1億2千万人全ての人に肯定させるものを作ることはできないということ。

政治だって与党派、野党派がいますし、生き方だって人それぞれ。
そんな中でルールがあって、そのルールの中でそれぞれが肯定できるものを肯定し、違和感がある人は否定するのです。

一つの映画を見て、「おもしろかった!」「つまんなかった!」と言うように。

どちらの”正義”が正しいのか自身で判断すべき

さて、今回の“保毛尾田保毛男”問題ですが、この件で最も炎上したのが、お笑い芸人ウーマンラッシュアワーの村本大輔さんが自身のツイッター上でこの騒動について言及した内容。

村本さんは、様々な否定的な意見に対し、「お前だけが被害者面すんな、おれも学歴や職業や考えで差別されてると思うことは沢山ある。でも生きる」とコメント。

しかし、このコメントに対し、認定NPOフローレンス代表理事の駒崎弘樹氏が「学歴や職業等、選択できるものとセクシャリティは違うし、たとえ自分が差別され痛いからと言って、現に痛がっている人達に『痛がるな』という権利はない」と反論。

この件がネットで炎上しているわけですね。
2人の意見を見ていくと、「面白いと思うものを放送することの正義」と「放送されたものを見て辛い人がいるという正義」という構図。
つまり、どちらも正義なのではないでしょうか?

“保毛尾田保毛男”さんに限らず、例えば、病気で家族をなくした人がドラマで同じ病気のシーンをみたら、辛い思いをするはずです。

駒崎さんの言葉を借りるなら、放送されて「痛がる」人もいれば、放送できずに「痛がる」人もいる訳です。

ですので、このような場合は、「賛否を均等に放送・紹介すべき」と考えます。

“保毛尾田保毛男”さんがダメと声を荒げている人だけでなく、「いいじゃん!!」って声を上げている人の声もどうぞ拾ってください!!
そして、どちらの声が多いのか、できることなら数値化して欲しいです!

民主主義国家で、多数決で物事を決めるのであれば、今回の“保毛尾田保毛男”問題もSNSのコメントを集計してどちらの意見が多いのか出すべきではないでしょうか?

それで、どちらの意見が正義なのか!
一人一人が考えれば良いだけの話だと私は考えます。

当事者が語るから説得力がある

そしてもうひとつ、村本さんと駒崎さんのやりとりの中で、もし、どちらかを擁護しないといけないのなら…
私は、「村本さん」を擁護します。

その理由は「コメントの中身が当事者だから」です。
ツイッターのコメントは、村本さん自身も「学歴や職業や考えで差別されている」と感じたというご本人、当事者の意見です。
きっと「あいつ芸人だし…」と差別発言されたことがあるのでしょう。

しかし、駒崎さんは、大変すばらしいNPOの活動をされてはいますが、今回の“保毛尾田保毛男”問題に関しては当事者ではない。
つまり「駒崎氏はLGBTではない」ということなんです。

実は、私には新宿2丁目系の知人もいまして、今回の“保毛尾田保毛男”問題についてどう思うのか伺ったのです。

そして、結果は…
「1人も“保毛尾田保毛男”を嫌と思っていない」ということ!
※あくまで私の周りですが…

ある、ゲイの方は、
「私の周りではむしろ“保毛尾田保毛男”が面白い!って喜んでる!」
「“保毛尾田保毛男”のおかげで、LGBTが近くに感じられてよい!」
などの意見ばかりだったのです!

駒崎さんのような否定的な意見を見てみると、もちろんLGBTの方がいない訳でなはいですが、LGBTではないノンケの人々が「差別」と声を荒げている一面もあったのです。

また、あるゲイの方にはそのような意見が「ありがた迷惑」と言う人もいました。

私はそこで感じたのは、与えられたルールの中で、当事者がOKと言っているものをなぜ第三者が否定しているのか?という疑問です。

SNSでは、匿名で言いたいことが言える側面があるので、このような炎上が起きるのかもしれませんが、自分が当事者であることに対して、肯定や否定をする持論を展開すべきと私は感じましたし、当事者では無い人の意見は、一度客観的に考えてネットユーザーには判断して欲しいと願うばかりですね。

最後に

私は、村本さんのツイッターは大好きでよく拝見するのですが、私は、「村本さんが当事者として意見を言っていること」に魅せられたんだな!と改めて“保毛尾田保毛男”問題で感じることができました。

是非、皆さんもご自身の正義と当事者の立場の元、発言してみてはいかがでしょうか。

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コラムニスト

太田プロダクションでピン芸人・芦沢教授として活動。 退社後には、タレントJOY とコンビを結成。2009年の解散を機に、 放送作家・芦沢忠助教授へと転身。民放各局・数多くの人気番組を担当中。 また、企業への企画提案や、大手モバイル企業や IT 企業、一部上場企業の CM やイベント企画にも携わり、 IT 企業や一部上場企業からは「コンサル」や「セミナー講師」としての依頼も多く、幅広く活動中。

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