芸能
2017年09月15日

辛酸なめ子の「美女への人徳ほめセラピー 」

テイラー・スウィフトの攻撃力

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音楽業界を仕切る女番長、テイラー・スウィフト
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歌詞で怒りをぶちまけ、結果的には儲ける才覚
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テイラー軍団を率いながらも孤独感を漂わせるスター

怖いけれどどうしても惹かれる女王の吸引力

 年々怖くなるテイラー・スウィフト。歌姫として世界に君臨する彼女は歌詞に元カレや嫌いな人への恨みつらみを綴ることで有名です。(私は個人的にはコンサートにも行ったくらいのファンで曲もPOPで好きなのですが、それは英語の歌詞の内容を理解できていないからかもしれません…)
 
 テイラー・スウィフトは数々の旬な歌手や俳優、御曹司と付き合っては別れてきました。そしてしばらくして彼らへの怒りを曲に昇華。世間の注目を集め、売上げにつながっています。(カントリーソングを歌っていた時は平和だったのに…) これまでも、ジョー・ジョナスについては「あなたは本気じゃなかった」と恨みの歌詞を綴ったり、ジョン・メイヤーには「後悔した」、ジェイク・ギレンホールには「私たちは絶対に絶対にヨリを戻さない」(「テラスハウス」でヒットした曲)、ハリー・スタイルズについては「トラブルばかりでもうイヤ」といった風に、思いを歌ってスッキリしています。
 一方で女友達と派閥を組んで、PVやコンサートに出てもらったり、パーティなどでつるんでいます。「テイラー・スクワッド」(テイラー軍団)と呼ばれ、強大な勢力で恐れられてきました。もともとは宿敵の歌手ケイティ・ペリーを攻撃するための「バッドブラッド」のPVのために召還したメンバーで、年々巨大化。2014年頃、テイラーとケイティはバックダンサーを奪ったとか奪われたとかで揉めて、友だちだったのが犬猿の仲に。時々SNSやインタビューでお互いのことをディスっています。
テイラーはケイティと仲良くした自分の軍団メンバーをハブにしたり(一斉にSNSをアンフォロー)、腹黒さが世間にバレつつあります。カニエ・ウェストとも揉めたり、元彼と仲良くしているエリー・ゴールディングと疎遠になったりと、去年頃から軍団のパワーもちょっと弱体化しているようです。

ケイティとテイラーの積年のバトルの行方

 ケイティ・ペリーは、テイラーと和解する機会があれば準備はできている、と態度を軟化させ「やりだしたのは向こう。そろそろ彼女が終わらせるべき」とテレビ番組で発言しましたが、テイラーの方はまだやる気満々のようです。
 それどころか、カニエやケイティ、元彼などへの怨念をパワーアップさせた、「ルック・ホワット・ユー・メイド・ミー・ドゥ」(私にそんなマネ、させるなんて)という新曲を発表。全米1位となって、相変わらず注目度が高いですが。MVはオカルティックな演出で、ディスりワード全開。でも曲自体はかっこよくて中毒性があります。
 墓場からゾンビテイラーが出てくるシーンから始まり、「私はあなたのやり方が大嫌い」と嫌いというワードを繰り返し、負のループに取り込まれそうです。カニエ・ウェストについては「あなたの傾いたステージが嫌い」と、彼のコンサートの演出をディスっています。テイラーのコンサートに行ったら彼女のステージも傾く演出だった気がしますが……。「私の持っている名前リストのあなたの名前には赤い線が引いてある」というデスノートのようなフレーズはケイティへのメッセージでしょうか? とにかく歌詞だけでも怖いのに、蛇が大量に出てきたり、「昔のテイラーは死んだので電話に出られません」というセリフとか、悪そうなメイクや表情など、ゾクゾクさせられます。陰謀論者の間では、テイラー・スウィフトは一度殺されてクローンになったとか囁かれています。
 
 美貌やお金、名誉に権力など全て持っていても、こんな怖い呪いの曲を出してしまうほど、内側は殺伐として満たされていないのでしょうか。MVの最後には、テイラーが一人何役も出てきて「わざとらしい!」「何被害者ぶって」などと批判しあっていました。ついに自分を分裂させてしまうほど、スターは孤独なのかもしれません。そんな彼女の孤独な魂と共感しそうになる名曲でした。テイラーとケイティが仲直りしたら、地球も少し平和になるような予感がしています。

最後に

前回の記事ダレノガレ明美の逆転力はこちらから。

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